産業用ロボットによる作業の比重が高くなった現在でも、高度に訓練された目を持つ熟練工の手により多くの製造工程を行うドンブラハ。
伝統的な職人の技とデジタル技術の融合による上質美を追求したドンブラハの「メッキ技術」とメッキに関するetc.をご紹介。
デザインへのこだわり
独自のデザイン原則に導かれ創り出された上質なフォルムは、すっきりとしたライン、正確な輪郭、明確なアングルを具現化し、完璧に作り込まれ、タイムレスな魅力を放ちます。
Step1 前処理
被膜の密着性や平滑性を出すため、材料の表面に付着した塵や油、錆などの異物を取り除く洗浄作業を行います。
Step2 本処理(メッキ)
メッキを行う方法には、「ラックメッキ」と「バレルメッキ」があり、ドンブラハは、メッキする素材を治具に引っ掛け、吊り下げながらメッキ液に漬ける「ラックメッキ」を採用しています。
樽の中にメッキする素材を入れ、樽を回転させながら一度に大量の素材をメッキする「バレルメッキ」と比較し、「ラックメッキ」は素材を治具に引っ掛ける為、素材が変形するリスクが少なく、均一な膜厚を得る事ができます。
Step3 後処理
メッキ後、素材を水洗いし、乾燥します。
メッキとは
メッキは、素材の表面に薄い金属皮膜を形成させる表面処理方法の一つです。メッキは金属素材に対して行うのが一般的ですが、近年では樹脂などの非金属素材にもメッキは施されています。
メッキと並び、多く用いられている表面処理方法の1つ「塗装」は、皮膜を形成するために使用する材料や処理方法に違いがあり。「塗装」の場合は、樹脂などを材料とする塗料を用い、ハケやローラー、スプレーなどで塗膜を形成するのが一般的です。
一方、「メッキ」の場合は、皮膜となる金属を溶かした液体にメッキを施す素材につけ、溶けた金属を付着させることにより皮膜を形成させます。そのため、塗料に比べると皮膜の密着性が高く、強度が高いため、傷みにくく、皮膜を長期間維持する事ができるため、剥がれ難いのが「メッキ」の利点です。
Chrome
Chrome:クローム (.00)
クールな印象の光沢のある仕上
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>超精密研磨
↓
下地処理
>クリーニング
↓
メッキ(1回目)
>光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>クローム
Platinum
Platinum:プラチナ(08)
温かみのある色調で、上品なつや消しの仕上
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>超精密研磨
↓
下地処理>クリーニング
↓
メッキ(1回目)
>光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>パラジウムニッケル
Brushed Platinum
brushed platinum:プラチナマット(06)
暖かみのある色調で、エレガントな雰囲気のマットな仕上
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>超精密研磨
>マット仕上げ
↓
下地処理>洗浄
↓
メッキ(1回目)
>無光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>パラジウムニッケル
Dark Chrome
Dark Chrome:ダーククローム (.19)
クロームメッキの輝きと神秘的で温かみのある色彩を兼備したダーククロム
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>超精密研磨
↓
下地処理
>クリーニング
↓
メッキ(1回目)
>光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>ニッケル*防錆加工
↓
メッキ(3回目)
>Chrome III dark
Brushed Champagne
brushed champagne:シャンパンマット(46)
軽くブラシをかけたような落ち着きのある自然な艶のシャンパンマット
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>超精密研磨
>マット仕上
↓
下地処理:洗浄
↓
メッキ(1回目)
>無光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>パラジウムニッケル
*本体がABS/亜鉛ダイキャストの場合のみ。
↓
メッキ(3回目)
>23-k
Champagne
champagne:シャンパン(47)
温かみとエレガンスさを兼ね備えたドンブラハ独自の色調である、艶やかなシャンパン色
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>超精密研磨
↓
下地処理:洗浄、超音波洗浄
↓
メッキ(1回目)
>光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>パラジウムニッケル
*本体がABS/亜鉛ダイキャストの場合のみ。
↓
メッキ(3回目)
>23-k
Durabrass
Durabrass:デュラブラス(09)
上品で温かみのある輝きを放つ、華やかなゴールド
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>超精密研磨
↓
下地処理:洗浄、超音波洗浄
↓
メッキ(1回目)
>光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>ゴールド
Brushed Durabrass
brushed durabrass:ブラッシュドデュラブラス(28)
モダンとアンティークが融合した、落ち着いた色調のゴールド
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>超精密研磨
>マット仕上
↓
下地処理:洗浄
↓
メッキ(1回目)
>無光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>ゴールド
Brushed Dark Platinum
brushed dark platinum:ダークプラチナマット(99)
軽くブラシをかけたような自然な艶感と、味わい深みのある色調がモダンなシルクマットカラー
表面処理
>粗研磨>再研磨>研磨>マット仕上
↓
下地処理
>洗浄>超音波洗浄
↓
メッキ(1回目)
>無光沢ニッケル
↓
メッキ(2回目)
>ニッケル*防錆加工
↓
メッキ(3回目)
>Chrome III dark